研究課題
基盤研究(C)
本研究では、電子スピン共鳴(ESR)用スピンプローブと光増感の両機能を有するニトロキシドラジカル導入有機色素を新規に合成し、各種条件下で酸化チタン(TiO2)上に吸着した色素分子の最隣接平均分子間距離をESR法で決定することにより、分子レベルで凝集状態を解明した。色素は、単独吸着のときTiO2上で島状に凝集して吸着し、分散剤であるケノデオキシコール酸と共吸着したとき均一に分散して吸着することを明らかにした。さらに、ESR測定と同じ色素吸着TiO2膜を用いて色素増感太陽電池を組み立て、色素間距離と短絡電流および開放光起電圧との関係を調査し、色素凝集と光電変換特性との関係を明らかにした。
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Chemical Communications
巻: 49 号: 25 ページ: 2548-2550
10.1039/c3cc40498f
Journal of Physical Chemistry C
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