ポリビニルアルコール系高性能エネルギー変換材料の開発

• 研究課題/領域番号: 25410220
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 高分子・繊維材料
• 研究機関: 東京工業大学
• 研究代表者: 塩谷 正俊 東京工業大学, 理工学研究科, 准教授 (10196363)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円); 2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2013年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
• キーワード: エネルギー変換 / 膨潤 / ポリビニルアルコール / ヨウ素 / 相互作用パラメーター / アクチュエーター / ケモメカニカル / メカノケミカル / 相互作用パラメータ

研究成果の概要

耐熱性に優れ，弾性率が高く，膨潤エネルギーが著しく大きいなど，従来のポリマーゲルには見られない性質を有する高性能なケモメカニカル材料をPVAをベースにして開発した。この材料で作製したフィルムは，溶媒が僅かに付着した平板上でジャンプを繰り返すと言う特徴的な現象を示す。この材料のエネルギー変換機構，構造，最適調製条件などを検討した。

研究成果

• [雑誌論文] Extraordinarily large swelling energy of iodine-treated poly(vinyl alcohol) demonstrated by jump of a film. (2014)
  • 著者名/発表者名: Tatsuro Takamura, Kazuya Nozawa, Yoshiki Sugimoto, Masatoshi Shioya
  • 雑誌名: J. Polym. Sci. B Polym. Phys. 巻: 52 号: 20 ページ: 1357-1365
  • DOI: 10.1002/polb.23570
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Reduction in tensile strength of polyacrylonitrile-based carbon fibers in liquids and its application to defect analysis (2013)
  • 著者名/発表者名: Masatoshi Shioya, Hidetaka Inoue, Yoshiki Sugimoto
  • 雑誌名: Carbon 巻: 65 ページ: 63-70
  • DOI: 10.1016/j.carbon.2013.07.102
  • 査読あり
• [学会発表] ヨウ素処理ポリビニルアルコールの膨潤挙動 (2015)
  • 著者名/発表者名: 丸田真也，高村達郎，野澤和也，森岡優介，杉本慶喜，塩谷正俊
  • 学会等名: 平成27年度繊維学会年次大会
  • 発表場所: タワーホール船堀
  • 年月日: 2015-06-12
• [学会発表] 酸化グラフェンの添加によるポリビニルアルコール系およびフェノール樹脂系炭素の配向制御 (2014)
  • 著者名/発表者名: 池上裕基，加藤貴志，塩谷正俊
  • 学会等名: 繊維学会年次大会
  • 発表場所: タワーホール船堀（東京都）
  • 年月日: 2014-06-12
• [学会発表] 炭素繊維の欠陥及び無欠陥強度の解析
  • 著者名/発表者名: 林 界, 井上英高, 杉本慶喜, 塩谷正俊
  • 学会等名: 第44回繊維学会夏季セミナー
  • 発表場所: 桐生市市民文化会館
• [学会発表] Poly(vinyl alcohol)-based carbon and precursor material
  • 著者名/発表者名: Masatoshi Shioya
  • 学会等名: East Asian Carbon Symposium
  • 発表場所: AIST Tokyo Waterfront
  • 招待講演