研究課題/領域番号 |
25420141
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
熱工学
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
坂下 弘人 北海道大学, 工学研究院, 准教授 (00142696)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 沸騰 / 限界熱流束 / 二成分流体 / 濃度分布 / マランゴニ対流 / プール沸騰 / 可視化 / 熱工学 / レーザー誘起蛍光法 / 微細熱電対 |
研究成果の概要 |
二成分流体による限界熱流束促進機構を解明するために,上向き面上の2-プロパノール水溶液の沸騰において,微細熱電対を用いて測定した温度から2-プロパノールの局所濃度を推定した.これにより,濃度分布,表面張力分布は伝熱面近傍で大きな不均一を持つことが判明した.また,伝熱面上の沸騰様相の可視化実験を行い,水と2-プロパノール水溶液では,気液挙動に顕著な違いを生じることを明らかにした.この違いは,伝熱面近傍の表面張力分布によって誘起されるマランゴニ対流によるものと推察される.このマランゴニ効果によって一次気泡の離脱が促進され,厚いマクロ液膜が形成されることで,限界熱流束が促進されると考えられる.
|