研究課題
基盤研究(C)
本研究課題では,高速移動通信における周波数及び時間選択性フェージングといった2つの主課題を克服すべく,SC-FDE方式に対して判定帰還型伝搬路推定法(DFCE)の適用を図る方式を提案する.提案方式は,端末の移動速度から時間選択性フェージングの影響を理論的に把握するとともに,雑音と時間選択性フェージングの影響のうち支配的となる影響に対応する忘却係数によりDFCEを実行するものである.計算機シミュレーションによる特性評価の結果,提案方式により,端末の移動度にかかわらず,良好な伝送特性が得られることが明らかとなった.これにより,高速移動通信の上り回線の周波数利用効率をより一層向上させることができる.
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (3件)
電子情報通信学会論文誌B
巻: Vol. J98-B, No. 11 ページ: 1233-1237
Proc. 2015 IEEE 81st Vehicular Technology Conference (VTC2015-Spring)
巻: TBD