研究課題
基盤研究(C)
本研究では,電磁波を用いたコンクリート表層部の塩化物イオン量の推定に関して,実構造物でも適用可能な評価システムを構築するために,適用に際して課題であったいくつかの項目について検討を行った。実用化に際しての課題としては,電磁波で推定できる塩化物イオン量がかぶり部の平均値であり,鉄筋腐食の開始を判定するためには,鉄筋位置での塩化物イオン量を推定・評価する必要がある。検討の結果,電磁波測定に影響を与える含水率,雹面粗度を考慮した推定式を提案するとともに,実構造物での比較検証を実施し,評価する可能性を見出した。
すべて 2016 2015 2014
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 2件)
非破壊検査
巻: Vol.64.No.3 ページ: 99-105