ＲＣ造大開孔梁の応力伝達メカニズムの解明と終局せん断耐力式及び配筋設計法の提案

• 研究課題/領域番号: 25420574
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 建築構造・材料
• 研究機関: 福井大学
• 研究代表者: 小林 克巳 福井大学, 学術研究院工学系部門, 教授 (40150297)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2017-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2016年度)
• 配分額: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円); 2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2014年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円); 2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 鉄筋コンクリート構造 / 開孔梁 / 人通孔 / 開孔周囲補強筋 / 終局せん断耐力 / 応力伝達メカニズム / せん断終局耐力 / 建築構造・材料 / 鉄筋コンクリート

研究成果の概要

開口周囲補強筋の役割を実験によって明らかにし、それに基づいてせん断力伝達モデルを提案した。斜め補強筋はトラス構造を形成し、独立してせん断力を伝達する。開口上下の2段梁に形成されるトラス機構とアーチ機構は、斜め補強筋によるせん断力以外のせん断力を伝達する。開口際縦補強筋は、アーチ機構の圧縮束とつり合うことになる。
提案したせん断力伝達モデルに基づく耐力式によれば、せん断耐力計算値はほぼ一定の余裕度をもって実験結果と対応し、精度よく終局せん断耐力を求めることができる。

研究成果

• [雑誌論文] Shear capacity evaluation of footing beams with large web opening for maintenance based on stress transfer mechanism (2017)
  • 著者名/発表者名: K. Kobayashi
  • 雑誌名: Proceedings of 16th World Conference on Earthquake Engineering 巻: －
  • 査読あり
• [雑誌論文] RC造大開孔梁のせん断終局耐力に対する開孔周囲補強筋の役割について（その４） (2016)
  • 著者名/発表者名: 小林克巳
  • 雑誌名: 日本建築学会大会学術講演梗概集 巻: 構造Ⅳ C-2 ページ: 111-112
  • NAID: 200000371397
• [雑誌論文] RC造大開孔梁のせん断終局耐力に対する開孔周囲補強筋の役割について（その３） (2015)
  • 著者名/発表者名: 小林克巳
  • 雑誌名: 日本建築学会大会学術講演梗概集 巻: C-2 ページ: 475-476
  • 謝辞記載あり
• [雑誌論文] RC造大開孔梁のせん断終局耐力に対する開孔周囲補強筋の役割について（その２） (2014)
  • 著者名/発表者名: 小林克巳
  • 雑誌名: 日本建築学会大会学術講演梗概集 巻: 構造Ⅳ ページ: 231-232
  • 謝辞記載あり