研究課題
基盤研究(C)
ユニット型特別養護老人ホームにおいて、ユニットケア定着のプロセスを経時的に追跡した。スタッフは入居者の基本的ケアに追われ、リビング空間が使いこなされないという、普及期におけるユニット型施設の課題が確認された。リビングの環境改善の方針として、(1)入居者の情報をリビングに表出する、(2)入居者が落ち着きを感じやすい居場所とする、(3)スタッフも環境に手を加えられるようにする、の3点を導入し、改善計画を実践した。スタッフが入居者を一方的なケアする状況から、環境とスタッフと入居者とが相互に影響を与え合う状況へと変化が見られ、環境の使いこなしを進める重要性が確認された。
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建築雑誌
巻: 1659 ページ: 24-27