研究課題/領域番号 |
25420669
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築史・意匠
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
松田 剛佐 京都工芸繊維大学, デザイン・建築学系, 助教 (20293988)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 日本建築史 / 伝統的木造建築 / 木材生産史 / 木材流通史 / 木材市場 / 木材規格 / 近世経済史 / 森林環境 / 近世林業 / 木材流通 / 材木問屋 / 丹波材 / 嵯峨 / 材木商人 / 近世の木材生産 / 近世の木材流通 / 近世の木材消費 / 直轄林 / 運材・流通技術 / 材木市場 / 寺社修理 / 木材生産 / 建築材料 / 近世建築 / 天竜川水運 / 木曽勘定書 / 銘木 / 伝統建築 / 材木流通機構 / 領主的林業地帯 / 木曽山 / 榑木 / 近世材木市場 / 森林保全 / 林政論 / 近世林業技術 / 歴史的木材規格 / 森林史 |
研究成果の概要 |
伝統的な日本建築に用いられた木材を対象に、市場経済が成立した近世の「木材生産・流通・消費」のシステムを明らかにすべく、包括的な視座を獲得する研究を行った。即ち、17世紀に用材生産が極限まで進行し、18世紀からの育林事業で林分回復がはかられ、19世紀には森林保全技術の展開によって森林資源の保護が重んじられたことが、流通量や規格の変化から明らかに出来た。また木材市場は、17世紀に流通機構が整備されたのを契機に、御用材を扱った商人達から、水運開発に絡む諸藩との結びつきを強めた地域で展開した。さらに木材は、建築材料として重要であっただけでなく、国土の保全や生業や経済の基板を形成した重要な存在であった。
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