研究課題
基盤研究(C)
各種輸送機器などへ適用されるAl合金の摩擦攪拌接合(FSW)継手について、疲労破壊メカニズムとピーニングによる疲労信頼性向上について調査した。まずFSW継手内部の疲労き裂進展挙動を非破壊で調査するため、放射光ラミノグラフィ技術を確立した。これによりFSW継手内部の疲労き裂は、荷重軸方向に投影すると半楕円形状であり、その進展速度が母材よりも高速であることを明らかとした。また、異材FSW継手では、組織の攪拌状況も同時に可視化できることを示した。レーザピーニングにより、FSW継手の疲労強度を母材程度まで改善でき、表面近傍のみを処理するような条件にすれば、より高い疲労特性改善となることを提唱した。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (14件) (うち招待講演 4件)
放射光
巻: 29 ページ: 32-37
40020733230