研究課題/領域番号 |
25420750
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造・機能材料
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
伊藤 吾朗 茨城大学, 工学部, 教授 (80158758)
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研究分担者 |
伊藤 伸英 茨城大学, 工学部, 教授 (70203156)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 表面酸化皮膜 / 水素 / アルミニウム合金 / 塑性変形 / 粒界 / すべり線 / 段差 / 無析出帯 / 酸化皮膜 / 金属材料 / 水素脆化 / 水素挙動 / 第2相 / 金属間化合物 |
研究成果の概要 |
フェライト系鋼について、表面酸化膜が水素放出の大きな障害にならないことが分かった。一方、Al-9%Mg合金で、引張変形に伴って、粒内のすべり帯とともに一部の粒界上から水素の放出が観察された。水素が放出される粒界では、それに隣接する粒内のすべりによる水素の移動、粒内すべり変形による段差の形成、酸化被膜の破壊を経て、水素が放出されると考えられた。Al-Zn-Mg合金でも上記と同様の結果を得たが、Al-Mg合金と異なり、PFZが存在することで、粒界近傍に変形が集中するため、より多くの粒界においても水素が放出された。以上により水素侵入・放出における緻密な酸化皮膜の役割が明らかになった。
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