研究課題
基盤研究(C)
Al基合金の一方向凝固実験を行い,縦断面,斜断面および横断面のフラクタル次元を測定した.部分凝固時間が同じであれば各断面のフラクタル次元は等しい値となった.この結果は凝固組織から,凝固時の冷却速度を容易に見積もることを可能にする.また,デンドライト組織形態を評価する他のパラメータとして新たに無次元周囲長を検討した.フラクタル次元および無次元周囲長の異なる組織形態の試料の引っ張り試験を行った.フラクタル次元および無次元周囲長が増加すると,引っ張り強さが増加した.一方向凝固した試料の無次元周囲長から共晶凝固時の固相率における固液共存体の透過率を求めることが出来た.
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2015 IOP Conf. Ser.: Mater. Sci. Eng.
巻: 84 ページ: 012033-012033