研究課題
基盤研究(C)
水処理プロセスやバイオセパレーションに膜を用いる場合,膜面および膜細孔内が除去対象の有機物により汚れ,膜性能が低下するファウリングが問題となっている.本研究は,塩濃度やpHが異なる多様な水源に対し,ファウリングを抑制できる膜の開発を行った.開発のポイントは,環境中の塩濃度やpHが変化しても膜面の水和構造が変化しない膜を作製することであり,カルボキシベタイン系ポリマーやある種のノニオン系ポリマーは上記のような性質をもつことを明らかにした.また実際に作製した膜を用いて塩濃度やpHを変化させて有機物を含んだ水溶液をろ過し,優れたファウリング抑制能を有することを実証した.
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Sep. Purif. Technol.
巻: 118 ページ: 463-469
10.1016/j.seppur.2013.07.034