研究課題/領域番号 |
25420910
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
原子力学
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研究機関 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 |
研究代表者 |
香西 直文 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 先端基礎研究センター, 研究主幹 (80354877)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | ゾウリムシ / 酵母 / ウラン / 食物連鎖 / リン酸塩 / 疑似コロイド / 表面タンパク質 / 化学状態 / 微生物 / リン酸塩化 / 放射性核種移行挙動 / アクチノイド / 擬似コロイド / 鉱物化 / 核種移行 |
研究成果の概要 |
ウラン等の重金属をリン酸塩化した酵母をゾウリムシが捕食すると、酵母細胞上の重金属リン酸塩はほとんど溶解することなく排泄され、酵母の消化残渣同士が緻密な有機物によって結合され形成される膜状沈殿物中にリン酸塩として移行した。ゾウリムシ細胞には、細胞表面の水溶性巨大糖タンパク質に重金属が結合し疑似コロイドとして細胞から溶出することで、細胞への重金属の吸着を低下させる機能があった。この糖タンパク質は水溶液中で容易に重合した。これらの結果は、ゾウリムシによって重金属イオンが疑似コロイド化することを示し、糖タンパク質の重合体が酵母消化残渣を結合して膜状沈殿物が形成された可能性も示唆する。
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