研究課題
基盤研究(C)
家族性筋萎縮性側索硬化症タイプ6(FALS6)は、TLS/FUS(以下TLS)遺伝子の特異的な点変異に基づく、TLSの機能不全と細胞内蛋白質凝集が原因である。しかし、その発症機序は明らかにされていない。脊髄運動ニューロンにFALS6特異的な点変異体TLSと正常TLSを共発現させた場合、蛋白凝集体形成はむしろ増強され、さらにTLS点変異体の発現自体はオートファジーを誘導しない。そこで本研究では、RNA結合蛋白としてのTLSの機能に着目し、TLSの選択的なRNA代謝が機能的に破綻することにより異常な細胞内Ca2+流入が起こることや、またその結果としてFALS6が発症する可能性を示した。
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Journal of the Society for Food Nutrition
巻: 32 ページ: 2-6