研究課題
基盤研究(C)
NADHシトクロムb5還元酵素(b5R)が触媒する酸化還元サイクルの原子レベルでの全容解明を目指して、b5Rおよび電子受容体であるシトクロムb5(b5)の高分解能X線結晶構造解析を実施した。b5R酸化型の0.78Å分解能でのX線構造解析では、多極子解析を適用することにより価電子分布の視覚化を実現した。また、還元型から再酸化型への時分割解析によって、酸化還元サイクル中の動的変化を捉えることにも成功した。さらに、b5の1Åを上回る高分解能での構造解析に成功し、酸化型と還元型間の微細な構造変化を捉えることができた。b5R酸化型については、中性子回折実験を実施し1.4Å分解能の回折データを収集した。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (13件) (うち国際学会 3件、 招待講演 5件)
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