研究課題
基盤研究(C)
本研究は高解像度な質量分析イメージング法(IMS)であるTOF-SIMS法を線虫C.エレガンスに応用して生体分子の細胞内分布を解析することを目的とし,アルバックファイ社TRIFT Vシステムでイメージング解析を行った.再現性高く,かつ簡便に高解像度のイメージを得るためにはパラホルムアルデヒド固定した線虫の凍結切片が最適であった.また,Arガスクラスターイオンビーム(Ar-GCIB)で切片表面のクリーニング(スパッタリング)をしてやることにより、ステアリン酸(SA),オレイン酸(OA),エイコサペンタエン酸(EPA)などの多数の脂肪酸の検出感度が大幅に上昇し,高解像度のイメージが得られた.
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Anal Bioanal Chem
巻: 407 号: 25 ページ: 7589-7602
10.1007/s00216-015-8932-7