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セパラーゼの自己切断による染色体分離の一斉性制御

研究課題

研究課題/領域番号 25440183
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 遺伝・染色体動態
研究機関沖縄科学技術大学院大学

研究代表者

熊田 和貴  沖縄科学技術大学院大学, G0細胞ユニット, 研究員 (10370149)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2015年度)
配分額 *注記
5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2014年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード姉妹染色体分離 / ゲノム不安定性 / 細胞周期 / 姉妹染色分体分離
研究実績の概要

細胞がゲノムを安定に維持するには、分裂期において姉妹染色分体間の対合を切断し、染色体分離を引き起こすプロテアーゼ、セパラーゼの適切な活性制御が重要である。申請者はほ乳類のセパラーゼが分裂期の異なる時期に様式の異なる複数の自己切断を行うことを見出しており、本研究は、こうしたそれぞれの自己切断の性質や制御の解析を行うことで、その生理学的な意義を解明し、分裂期におけるセパラーゼの急激な活性化機構について明らかにすることを目的としていた。
これまでに、BAC mutagenesisの系を用いて、マウスのセパラーゼを変異させ、特定の自己切断が起きないように細工した変異セパラーゼを作製し、これをヒト子宮がん由来のHeLa細胞に導入して、変異セパラーゼの安定発現細胞株を取得した。さらに、なるべく生理的な条件下でのこれらの特定の自己切断が起きない変異タンパク質の機能を調べるため、作製したマウス由来の変異セパラーゼ安定発現株において、内在性の野生型ヒトセパラーゼのみをRNAiによって除去することにより、外来性の変異セパラーゼと内在性の野生型セパラーゼを完全に置き換えることができる系も確立した。また、これらの細胞と系を用いて、特定の自己切断が起きない条件下での細胞や染色体の挙動を調べ、それによって、それぞれの自己切断が持つ性質や制御についての解析を行い、いくつか興味深い知見を得ることもできた。
しかしながら本年度は、現職場である沖縄科学技術大学院大学との契約切れのため、これ以上の解析の続行が困難となり、本研究をここで廃止することとなった。このため本年度はこれまでに得られたデータの整理に終始し、新たな解析を行うことはできなかった。
これまでの本研究で得られた結果は姉妹染色体分離機構の理解を大きく助けるものと考えており、いずれ機会があれば、さらなる解析を加えたうえで発表できればと思っている。

報告書

(3件)
  • 2015 実績報告書
  • 2014 実施状況報告書
  • 2013 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 産業財産権 (1件) (うち外国 1件)

  • [産業財産権] 細胞観察用蛍光プローブ、及びこれを使用する方法2013

    • 発明者名
      広田亨、進藤軌久、熊田和貴
    • 権利者名
      広田亨、進藤軌久、熊田和貴
    • 産業財産権種類
      特許
    • 出願年月日
      2013
    • 関連する報告書
      2013 実施状況報告書
    • 外国

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公開日: 2014-07-25   更新日: 2019-07-29  

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