研究課題/領域番号 |
25440209
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物多様性・分類
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
小菅 桂子 神戸大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (50215266)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 異質倍数体 / 環境ストレス / 水生植物 / アブシシン酸 / 気孔 / 異形葉性 / 塩ストレス / 低温ストレス / ヒルムシロ属 / 気孔形成 / アブシジン酸 / NCED / SPCH / 表現型可塑性 / 環境応答 / 転写因子ICE |
研究成果の概要 |
水生植物,ヒルムシロ属のササバモとヒロハノエビモは近縁にもかかわらず,生態的に多様化している。植物ホルモン,アブシシン酸(ABA)溶液で栽培すると,両者はともに気孔をもつ陸生葉を形成し,陸上で生育できる。しかし,ABAが誘導される塩や低温ストレス栽培では,ササバモのみが陸生葉を形成した。ABA合成を律速する酵素遺伝子の発現は,ササバモは長期にわたり誘導されたが,ヒロハノエビモは一過的であった。このように,両種はともに陸生葉を形成する能力をもつが,ABAが関与するストレスへの応答の違いにより,それぞれ異なる生育環境,淡水から陸上と淡水から汽水域に適応している。
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