研究課題
基盤研究(C)
宮城県伊豆沼は、浅い湖のため近年ハス群落が拡大し湖水中で貧酸素状態が起きやすい状況になっている。ハス群落内においては堆積物中のメタンが湖水中へ拡散し、夏季にハス群落外より高濃度で蓄積していた。環境DNAを用いた細菌群集解析から、メタン酸化細菌群集は水中に特有な細菌が増殖し、種組成の季節変化はメタン濃度や水温に対応していた。動物プランクトンや魚類の炭素安定同位体比が夏季に低下することから、メタンやメタン酸化細菌を起源とするメタン食物連鎖系が、水中へも拡大していることが示唆された。
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Marine and Freshwater Research
巻: 印刷中 号: 10 ページ: 1562-1562
10.1071/mf15156