研究課題/領域番号 |
25440238
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生態・環境
|
研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
古賀 庸憲 和歌山大学, 教育学部, 教授 (50324984)
|
研究分担者 |
吉野 健児 佐賀大学, 低平地沿岸海域研究センター, 助教 (40380290)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
|
配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 対捕食者反応 / 二次的性形質 / 自然淘汰 / 性淘汰 / ヤドカリ / 脱皮 / ストレス / 死亡率 / 季節変化 |
研究成果の概要 |
メスを巡るオス間闘争に有利な二次的性形質は捕食者には目立ちやすい。私たちは、ヤドカリの1種において小形オスやメスに比べ相対的に長いハサミ脚を持つ大形オスが、被食リスクが高い時には、脱皮によりハサミ脚を縮小するという結果を得た。これは、被食リスクを軽減するための適応的な行動だと考えられる。また、本来、脱皮とは成長のため、また自切したハサミ脚や歩脚の再生のために行うが、本種では脱皮の常識を覆す現象が起きている。 また、より強いストレスをかけ同様の実験を行ったところ、捕食者と一緒にした条件のヤドカリのみ大部分が死亡した。捕食されなくとも捕食者の存在自体がヤドカリにストレスを起こすことを明らかにした。
|