研究課題/領域番号 |
25440239
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 鳴門教育大学 |
研究代表者 |
工藤 慎一 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (90284330)
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研究分担者 |
野間口 眞太郎 佐賀大学, 農学部, 教授 (80253590)
弘中 満太郎 浜松医科大学, 医学部, 助教 (70456565)
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研究協力者 |
向井 裕美
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 親による子の保護 / 栄養卵 / 母性効果 / 適応的可塑性 |
研究成果の概要 |
亜社会性ツチカメムシ類のメス親は,孵化幼虫の餌となる栄養卵を生産し,さらに寄主植物の種子を随時給餌する。繁殖期のメス親は,しばしば捕食者の攻撃により歩脚等を失う。これらのメス親は,怪我に応じて種子給餌能力あるいは残存繁殖価が変化するため,栄養卵の生産・配分を変える可能性がある。そこで,左前翅あるいは左後脚を人為的に切除する実験を行い,受精卵と栄養卵の生産数を比較した。その結果,幼虫当りの栄養卵投資は,後脚切除区でのみ高くなり,給餌の際の種子運搬スピードが低下した。後脚切除区のメス親の高い栄養卵投資は「怪我による種子給餌能力の低下を高い栄養卵投資によって補償する」ものと考えられる。
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