アッサムモンキーの社会と生態：オス間の寛容性の進化を探る

• 研究課題/領域番号: 25440253
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 自然人類学
• 研究機関: 中京大学
• 研究代表者: 小川 秀司 中京大学, 国際教養学部, 教授 (80293976)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 社会 / 生態 / オス / アッサムモンキー / 寛容性 / 進化 / 霊長類 / マカク属 / 交尾行動 / 霊長類学 / ネパール / 社会行動 / 採食生態 / 捕食圧 / 生息地環境 / 分布域 / 性年齢構成

研究成果の概要

ネパールの主にShivapuri Nagarjun国立公園でアッサムモンキー(Macaca assamensis)を観察した．同地域のアッサムモンキーは，他のマカカ属の種と同様に母系の複雄複雌群を形成し，オスはマウンティングや抱き合い行動を行って，その際相手のペニスを触る事があった．また，オスは群れのコドモを抱く事もあった．しかし，タイに生息するアッサムモンキーやアッサムモンキーと近縁なチベットモンキー(M. thibetana)とは異なり，相手のペニスを舐める行動やブリッジング行動(2頭のオトナが一緒にコドモを持ち上げる行動)は，ネパールのアッサムモンキーでは観察されなかった．

研究成果

• [雑誌論文] Assamese monkeys in Nagarjun forest of Shivapuri Nagarjun National Park, Nepal. (2014)
  • 著者名/発表者名: Chalise, K. M., Ogawa, H., & Pandey, B.
  • 雑誌名: Tribhuvan University Journal 巻: 28 ページ: 181-190
• [学会発表] ネパールとタイとインドのアッサムモンキーの調査地 (2015)
  • 著者名/発表者名: 小川秀司，Mukesh Kumar Chalise，Suchinda Malaivijitnond，Mayur Bawri，濱田穣
  • 学会等名: 第31回日本霊長類学会大会
  • 発表場所: 京都大学(京都，京都)
  • 年月日: 2015-07-18 – 2015-07-20
• [学会発表] ネパールとタイとインドのアッサムモンキーの調査地 (2015)
  • 著者名/発表者名: 小川秀司, Chalise, M. K., Malaivijitnond, S., Bawri, M., 濱田穣
  • 学会等名: 第31回日本霊長類学会大会
  • 発表場所: 京都府京都市
  • 年月日: 2015-07-18
• [学会発表] 霊長類における崖の岩棚等の泊まり場選択について (2015)
  • 著者名/発表者名: 小川秀司
  • 学会等名: 京都大学霊長類研究所共同利用研究会
  • 発表場所: 京都大学霊長類研究所(愛知，犬山)
  • 年月日: 2015-03-07 – 2015-03-08
• [学会発表] マカカ属の社会行動とその進化 (2014)
  • 著者名/発表者名: 小川秀司
  • 学会等名: 第68回日本人類学会大会
  • 発表場所: アクトシティー浜松(静岡，浜松)
  • 年月日: 2014-10-31 – 2014-11-03
• [備考] 小川秀司のウェブサイト(研究)
  • URL: http://hideshiogawahomepage.weebly.com/30740313502796321205.html
• [備考] 小川秀司のウェブサイト
  • URL: http://hideshiogawahomepage.weebly.com/
• [備考] 小川秀司のウェブサイト
  • URL: http://hideshiogawahomepage.weebly.com/