イネ病害抵抗性におけるサリチル酸の合成・蓄積を制御する分子機構の解明

• 研究課題/領域番号: 25450067
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 植物保護科学
• 研究機関: 国立研究開発法人農業生物資源研究所
• 研究代表者: 高橋 章 国立研究開発法人農業生物資源研究所, 耐病性作物研究開発ユニット, 主任研究員 (20414914)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円); 2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: イネ / サリチル酸 / ICS / 病害抵抗性

研究成果の概要

イネにおいて、病害抵抗性の誘導にサリチル酸(SA)経路が関与していることは強く示唆されているが、その機能に関する知見は乏しい。我々はこれまでの変異体の解析から、イネにおける一連の防御応答(壊死斑の形成や防御遺伝子群の発現)が、SAの蓄積に依存している可能性を見出した。そこで、これまでに特定した過剰にSAの蓄積を誘導するイネ変異体ならびにフェニルプロパノイドの生合成関連遺伝子を制御する転写因子に着目し、イネにおけるSA合成に関わる酵素候補遺伝子の特定を試みた。また、シロイヌナズナで防御応答時のSA合成に必須なイソコリスミ酸シンターゼ１遺伝子のイネ相同遺伝子について機能解析を進めた。