研究課題
基盤研究(C)
大腸菌等のグラム陰性細菌の細胞表層には、N末端が脂質により修飾されたリポ蛋白質が存在している。これらのリポ蛋白質の多くは、内膜のペリプラズム側で修飾された後Lolシステムにより外膜内葉に輸送される。私たちは、Lolシステムが正常に機能しない状況下ではRcsリン酸リレーに依存してlolA遺伝子の転写が誘導され、リポ蛋白質輸送能力を回復させる応答が起こることを見いだしている。本研究は、この応答のセンサー蛋白質であるRcsF蛋白質がリポ蛋白質の輸送状況をモニターする機構について解析したものである。
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Journal of Bacteriology
巻: 196 号: 6 ページ: 1167-1178
10.1128/jb.02202-12