研究課題
基盤研究(C)
雌雄異株樹木シオジの開花は雌雄間で同調するのか、開花と種子生産のパターンはこの30年間に変化したのかどうかについて研究を行った。30年間に3群落の開花に明らかな年変動が見られた。1998年までは、3群落において、豊作年と凶作年がほぼ3年間隔で同調して訪れ、雌雄間の開花は同調していた。3群落の開花パターンは、1999年以降、雄個体は大量開花を続け、雌個体も開花の程度は増加したものの、雌雄間の同調性は低くなった。3群落において1998年以降、同様の変動パターンが見られ。3群落の樹齢が異なっていることから、この変化は単なる林分の成熟によるものではなく、気温上昇などの気候変動なよるものと考えられる。
すべて 2017 2016 2015 2014 その他
すべて 学会発表 (9件) (うち国際学会 2件) 図書 (1件)