研究課題
基盤研究(C)
フィリピン・ルソン島北部のカガヤン川河口で2年に亘りシラスウナギを採集した。出現種の種組成では,ルソンウナギ,太平洋型バイカラウナギ,オオウナギの3種が優占した。ニホンウナギの出現は稀で,過去に報告のあるセレベスウナギは出現しなかった。北赤道海流中に同所的な産卵場を持つニホンウナギとオオウナギの接岸日齢は両種とも150日弱で差はなかった。産卵場が不明な太平洋型バイカラウナギは170日程度と両種よりも長い傾向がみられた。ルソンウナギの接岸日齢は,熱帯に広く分布するオオウナギと太平洋型バイカラウナギの中間であり,産卵場を北赤道海流中に持つことが示唆された。
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Coastal Marine Science
巻: 38
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