研究課題
基盤研究(C)
漁業が漁獲対象種集団の性比を歪める時、その歪みが集団の存続にどのような影響を及ぼすかは明らかでない。本研究では、雌が選択的に漁獲されているエビを対象に、性比と繁殖成功の関係を調べた。その結果、雄に歪んだ性比下では(1)繁殖機会のない雄が増え、(2)集団の遺伝的多様性が減りやすくなり、(3)雄による過剰な交尾行動は雌の繁殖力を低下させた。したがって、性比の歪みは雌雄双方の繁殖成功の低下を起因しうると結論付けた。
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