研究課題/領域番号 |
25450487
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
昆虫科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
大村 尚 広島大学, 生物圏科学研究科, 准教授 (60335635)
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研究分担者 |
渡邊 通人 (渡辺 通人) 都留文科大学, 文学部, 非常勤講師 (20405088)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 任意的共生 / シジミチョウ幼虫 / アリ / 随伴行動 / 体表脂質 / 蜜腺分泌物 / 伸縮突起分泌物 / 化学分析 / アルケン |
研究成果の概要 |
数種のアリと任意共生するシジミチョウ幼虫について、アリによる補食を回避し、アリを随伴させるための化学的適応機構を調べた。幼虫の体表脂質にはアリの攻撃を誘導するアルケン成分が含まれておらず、生得的にアリから発見されにくくなっていることがわかった。幼虫の伸縮突起に含まれるスクアレンは、アリに対する弱い忌避作用をもっていた。アリに強く随伴されるミヤマシジミの蜜腺分泌物は、ヤマトシジミに比べて総糖濃度が30倍以上あることに加え、天然での存在が希な三糖類を含んでいた。アリとの共生関係が強いシジミチョウほど、アリが高い摂食選好性を示す蜜を提供することで長時間の随伴行動を引き出していると考えられた。
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