研究課題
基盤研究(C)
三価の超原子価有機ハロゲン、とくに臭素および塩素化合物の化学はほとんど未踏の研究領域であるため、我々はその反応特性の解明およびその反応化学への応用を念頭に研究を進めてきた。本課題研究ではこれらの反応性の根幹ともいえる脱離能を明らかにするため、種々の超原子価臭素、塩素化合物を合成し、それらの単分子分解反応の反応速度を測定してきた。検討の結果、従来不明であった超原子価置換基同士の反応性の差異を定量的に評価することができた。また、脱離能解明の過程で新規反応(ハロニウムイリドの熱分解によるC-H活性化、ジアリールヨーダンからヨードアレーンへのアリール基転移反応)を見出すことに成功した。
すべて 2016 2015 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 11件、 謝辞記載あり 6件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (19件) (うち国際学会 6件、 招待講演 1件) 図書 (1件) 備考 (4件)
The Journal of Organic Chemistry
巻: 81 号: 8 ページ: 3188-3198
10.1021/acs.joc.6b00142
Chemical Communications
巻: 51 号: 37 ページ: 7962-7965
10.1039/c5cc02000j
Journal of the American Chemical Society
巻: 137 号: 48 ページ: 15082-15085
10.1021/jacs.5b10321
Tetrahedron
巻: 71 号: 35 ページ: 5849-5857
10.1016/j.tet.2015.05.107
Organic & Biomolecular Chemistry
巻: 13 号: 7 ページ: 2129-2133
10.1039/c4ob02160f
Chem. Asian J.
巻: 10 号: 4 ページ: 1035-1041
10.1002/asia.201403277
Encyclopedia of Reagent for Organic Synthesis
巻: なし ページ: 1-6
10.1002/047084289x.rn01795
薬学雑誌
巻: 134 号: 12 ページ: 1287-1300
10.1248/yakushi.14-00221
130004712992
Chem. Eur. J.
巻: 20 号: 18 ページ: 5447-5453
10.1002/chem.201304961
巻: なし ページ: 1-3
10.1002/047084289x.rn01705
Eur. J. Org. Chem.
巻: 2013 号: 18 ページ: 3662-3666
10.1002/ejoc.201300413
http://www.f.u-tokyo.ac.jp/~kisoyuki/
http://www.tokushima-u.ac.jp/ph/faculty/labo/org/
http://www.tokushima-u.ac.jp/ph/docs/2011101800145/