研究課題/領域番号 |
25460031
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
佐藤 勝彦 東北大学, 薬学研究科(研究院), 助教 (80400266)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 機能性薄膜 / ドラックデリバリーシステム / カプセル / インスリン / フェニルボロン酸 / 過酸化水素 / マクロカプセル / インスリンDDS / ナノカプセル / 交互累積膜 / マイクロカプセル / グルコース |
研究成果の概要 |
グルコース刺激に応答分解するナノ薄膜を、あらかじめグルコースオキシダーゼ(GOx)層を被覆した石英板上にフェニルボロン酸(PBA)を修飾した高分子電解質とポリビニルアルコール(PVA)を交互に積層することで作製した。PBAとPVAはボロン酸エステル結合、GOxは静電的相互作用により固定化した。このナノ薄膜は生理条件下において安定であるがグルコース添加により速やかに分解した。これは、GOxの酵素反応によりグルコースから生成するH2O2が薄膜形成の駆動力であるPBAのC-B結合を切断するためである。このグルコースに応答して分解するナノ薄膜はインスリンドラックデリバリーシステムに利用可能である。
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