研究課題
基盤研究(C)
「高速C-[11C]メチル化反応」は,11CH3I使用のもと炭素-炭素結合形成反応により短寿命放射性核種11Cを代謝安定な位置に標識できる新規標識合成法である。本研究では,最後に残されたsp3炭素間のクロスカップリング反応の実現に取り組み,薬剤分子構造において応用範囲が広いベンジル位およびアリル位炭素(sp3炭素)に11Cで標識できる新たなパラジウム触媒系を見いだした。本反応は実際のN-(4-[11C]エチルフェニル)プロピオンアミドの11C標識体の効率的合成にも適用された。本法の活用により,ヒトPETイメージング研究への適用をも念頭にした再現性が高く,品質の高いプローブが提供される。
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すべて 雑誌論文 (9件) (うち国際共著 1件、 査読あり 9件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)
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