研究課題
基盤研究(C)
尿路上皮癌(腎盂尿管癌、膀胱癌)および胃癌組織内における免疫微小環境の状態と予後との相関を検討した。腎盂尿管癌および膀胱癌では、CD204陽性腫瘍関連マクロファージの浸潤が多い症例が有意に予後不良であった。さらに、膀胱癌におけるCD204/CD8比はより強力な予後予測因子であった。胃癌でも、CD204陽性腫瘍関連マクロファージの浸潤が多い症例が有意に予後不良であった。以上、複数の癌種において、免疫微小環境の状態、特にCD204陽性細胞密度が予後不良因子となりうることを明らかにした。
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