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レジオネラが宿主細胞内で糖の代謝を開始する機序の研究

研究課題

研究課題/領域番号 25460537
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 細菌学(含真菌学)
研究機関九州大学

研究代表者

吉田 真一  九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60128113)

研究分担者 飯田 健一郎  九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00346777)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2014年度)
配分額 *注記
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードレジオネラ / グルコース代謝 / 細胞内寄生 / rpoS遺伝子 / 糖代謝 / Entner-Doudoroff経路 / diauxie / rpoS
研究実績の概要

申請者らは以前、Legionella pneumophila が in vitro で増殖する際には糖の利用を必要としないが、細胞内寄生する際には、Entner-Doudoroff経路による糖代謝を必要とすることを見出した。そこで本研究では、なぜ、細胞内増殖では糖代謝を必要とし、どのような機序で糖代謝開始への転換を可能にしているのかを解明する目的で実験を始めた。
細胞内での本菌の振る舞いを解析する前に、L. pneumophila(WT)が in vitroでの培養において、静止期に移行する直前から遅静止期までグルコースを消費することを見出した。この現象が静止期で観察されることから、rpoS遺伝子に注目し、 rpoS遺伝子を欠損した株(rpoS-KO)での in vitro でのグルコースの消費を測定した。その結果、培養開始から18時間後にはグルコース消費が停止し、WTと比べ最終的なグルコース消費量も有意に少なかった。このことから、rpoSの欠損によりグルコース消費が抑制される事が示された。これは rpoS遺伝子が細胞内増殖におけるエネルギー源のスイッチングに関与する可能性を示した。マウスのマクロファージ内でrpoS-KOはWTと同程度の増殖を示したが、ヒメネス染色により細胞内の菌を観察したところ、WTでは菌が細胞外に放出されている様子が多く観察されたが、rpoS-KOは菌が細胞内に留まっているものが多かった。これはrpoSを欠損した事でtransmissive formへと分化出来ず、細胞外へ移行できなかったと推察された。。

報告書

(2件)
  • 2014 実績報告書
  • 2013 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2015 2014 2013

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件) 産業財産権 (2件) (うち外国 1件)

  • [学会発表] BCYE培地を改良したレジオネラ用固形培地2015

    • 著者名/発表者名
      荒牧夏美、王常楽、齋藤光正、塩田進、吉田眞一
    • 学会等名
      第88回日本細菌学会総会
    • 発表場所
      岐阜市 長良川国際会議場
    • 年月日
      2015-03-26
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
  • [図書] 戸田新細菌学2013

    • 著者名/発表者名
      吉田眞一、柳雄介、吉開泰信、ほか
    • 総ページ数
      1104
    • 出版者
      南山堂
    • 関連する報告書
      2013 実施状況報告書
  • [産業財産権] 細菌検知方法、細菌検査用デバイスおよび細菌検査装置2014

    • 発明者名
      吉田眞一
    • 権利者名
      吉田眞一
    • 産業財産権種類
      特許
    • 出願年月日
      2014-02-14
    • 関連する報告書
      2013 実施状況報告書
  • [産業財産権] An antibody that binds to leptospiral antigen2014

    • 発明者名
      YOSHIDA, Shin-ichi
    • 権利者名
      YOSHIDA, Shin-ichi
    • 産業財産権種類
      特許
    • 出願年月日
      2014-03-25
    • 関連する報告書
      2013 実施状況報告書
    • 外国

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公開日: 2014-07-25   更新日: 2019-07-29  

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