共刺激分子による抗腫瘍免疫反応の機能解析とがんワクチンへの応用

• 研究課題/領域番号: 25460587
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 免疫学
• 研究機関: 信州大学
• 研究代表者: 辛 太廣 信州大学, 医学部, 非常勤講師 (70637199)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円); 2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 腫瘍免疫 / 共刺激分子 / 抗腫瘍免疫反応 / がんワクチン / B7-DC / PD-L2

研究成果の概要

がんに対する標準療法は患者を救えていない。新しい治療方法として、免疫療法が期待されている。以下の解析を行った。(1) がんの免疫校正におけるB7-DCの役割。(2) B7-DCの抗腫瘍効果におけるCD4T細胞の役割。(3) B7-DCを利用したワクチン開発のための基礎実験。我々の実験で、B7-DCはがんのEliminationを促進し、Equilibrium を維持し、Escapeを抑制すると確認された。B7-DC＋細胞が直接、CTLを誘導している可能性が示唆された。抗体と、B7-DCによるコンビネーション治療は有意な抗腫瘍効果を見せた。将来、B7-DCを利用した臨床応用が可能かもしれない。

研究成果

• [雑誌論文] PD-1 suppresses protective immunity to Streptococcus pneumoniae through a B cell-intrinsic mechanism. (2015)
  • 著者名/発表者名: Jerome T. McKay, Ryan P. Egan, Rama D. Yammani, Lieping Chen, Tahiro Shin, Hideo Yagita, and Karen M. Haas
  • 雑誌名: Journal of Immunology 巻: 194 号: 5 ページ: 2289-2299
  • DOI: 10.4049/jimmunol.1401673
  • 査読あり / 国際共著