研究課題/領域番号 |
25460618
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
北田 雅 京都大学, 経済学研究科, 講師 (00422949)
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研究分担者 |
後藤 励 慶應義塾大学, 経営管理研究科(日吉), 准教授 (10411836)
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研究協力者 |
菅 佐和子
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 初期臨床研修医 / 新医師臨床研修制度 / メンタルヘルス / うつ的症状 / 初期研修医 / 経済的損失 / 研修医 / うつ関連症状 / 出席態度不良 / 面談 |
研究成果の概要 |
初期研修医のうつ関連症状発症に関わる職業性ストレスについて、手法を変えて再分析した。Spearmanの相関係数やステップワイズ法重回帰分析による解析の結果、ストレス要因として職場の対人関係によるストレスや仕事のコントロール度といった項目や、修飾要因として周囲からのサポートや仕事や生活の満足度といった項目がストレス反応に大きな影響を及ぼすことが明らかとなった。また、看護師の欠勤問題に関する分析では、女性看護師はバーンアウトやうつ的症状により生産性に影響を来すことが多いことが判明し、その要因として低い自己肯定感や人間関係での戸惑い等も推察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
初期研修医や新卒看護師のメンタルヘルス問題による欠勤・離職等は、本邦における医療体制維持という社会的観点から、大きな問題として認識されている。また、これらの医療従事者の育成には多大な資金が投入されていることや、本来得られる経済効果、更にはインシデント・アクシデント等のマイナスの影響を鑑みるに、経済的にも大きなマイナス要因となりうる。こうした初期研修医や新卒看護師のメンタルヘルス問題について、社会的・経済的影響を分析することや、心理学的な手法を応用し原因を明らかとし対策を講じる一助とすることは、社会的かつ学術的にも有意義なものである。
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