研究課題
基盤研究(C)
環境がん(腎がん、悪性中皮腫)における染色体3p21領域でのゲノム構造異常の同定およびその有用な診断法の開発を行なう目的で、高密度CGHアレイ、ターゲット次世代シーケンサー、MLPAなど先端的なゲノム解析手法を総合的に実施した。腎がんではシンプルな全体のLOHの存在が特徴的であったが、悪性中皮腫では33例中20例で微細なゲノムのホモ接合性欠失の多発を特徴的に認めた。ホモ欠失は(平均4.7遺伝子/腫瘍)、SETD2など47-48Mb領域とBAP1など52-53Mb領域に集中していた。これら同定した特徴的なゲノム構造異常の効率的・迅速な診断法としてdigital MLPA法の開発に着手している。
すべて 2015 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)
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