心房細動・自律神経節アブレーションのメカニズム解明と臨床応用

• 研究課題/領域番号: 25461039
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 循環器内科学
• 研究機関: 山形大学
• 研究代表者: 有本 貴範 山形大学, 医学部, 助教 (80400547)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2017-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2016年度)
• 配分額: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円); 2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
• キーワード: 心房細動 / 心臓交感神経 / 心臓MIBG / 心筋焼灼術 / 心臓自律神経

研究成果の概要

1) 心房細動アブレーションの際に末梢血・左心房血の同時採血を行い、D-dimer陽性率が、左心房で有意に高率かつ定量値が高いこと、左心房D-dimer陽性の規定因子は、左心房容量であることを確認した。抗凝固薬により、左心房D-dimer陽性率が低下することを報告した。
２）自律神経節アブレーション前後で心臓MIBGの値は変化しなかった。MIBGシンチグラムは心臓全体の交感神経機能を評価するため、相対的に心筋量の少ない心房の交感神経機能だけを検討することが難しかった可能性がある。
３）アブレーション後にプラセボ群とbeta遮断薬使用群に割り振り、ランジオロールが早期再発を減らすことを確認できた。

研究成果

• [雑誌論文] 心房細動カテーテルアブレーションと123I-MIBGシンチグラフィ (2015)
  • 著者名/発表者名: 石垣大輔、有本貴範 ほか
  • 雑誌名: 動態核医学誌 巻: 31 ページ: 21-24
• [雑誌論文] Prevention of immediate recurrence of atrial fibrillation with low-dose landiolol after radiofrequency catheter ablation. (2015)
  • 著者名/発表者名: Ishigaki D, Arimoto T et al.
  • 雑誌名: J Arrhythm 巻: 31 号: 5 ページ: 279-285
  • DOI: 10.1016/j.joa.2015.02.003
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 心臓細動と交感神経系 (2015)
  • 著者名/発表者名: 有本貴範
  • 雑誌名: 循環器内科 巻: 78 ページ: 499-504
• [雑誌論文] Predictors of Left Atrial Coagulation Activity Among Paroxysmal Atrial Fibrillation Patients (2014)
  • 著者名/発表者名: Yashiro Y, Arimoto T, Hashimoto N, Tamura H, Iwayama T, Ishigaki D, Kumagai Y, Nishiyama S, Takahashi H, Shishido T, Miyamoto T, Watanabe T, Kubota I.
  • 雑誌名: Circulation Journal 巻: 79 号: 1 ページ: 61-69
  • DOI: 10.1253/circj.CJ-14-0630
  • NAID: 130004704017
  • ISSN: 1346-9843, 1347-4820
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [学会発表] Biatrial volume predicts atrial fibrillation recurrence after pulmonary vein isolation. (2017)
  • 著者名/発表者名: Yu Kumagai et al.
  • 学会等名: 第81回日本循環器学会
  • 発表場所: 石川県立音楽堂（石川県金沢市）
  • 年月日: 2017-03-17
• [学会発表] Plasma von Willebrand Factor Predict Coagulation Activity in the Left Atrium and Outcome of Atrial Fibrillation Ablation. (2017)
  • 著者名/発表者名: Naoaki Hashimoto et al.
  • 学会等名: 第81回日本循環器学会
  • 発表場所: 石川県立音楽堂（石川県金沢市）
  • 年月日: 2017-03-17
• [学会発表] The usefulness of cardiac magnetic resonance imaging in patients underwent pulmonary vein isolation. (2016)
  • 著者名/発表者名: Yu Kumagai et ai.
  • 学会等名: 第63回日本不整脈心電学会
  • 発表場所: 札幌コンベンションセンター（北海道札幌市）
  • 年月日: 2016-07-14
• [学会発表] The Coagulation Activity in the Left Atrium during AF ablation: Comparison of Warfarin, Dabigatran, and Rivaroxaban. (2015)
  • 著者名/発表者名: Naoaki Hashimoto, Takanori Arimoto et al.
  • 学会等名: 日本循環器学会
  • 発表場所: 大阪国際会議場（大阪府大阪市）
  • 年月日: 2015-04-24
• [学会発表] The association between LAAEF and LA D-dimer level in AF. (2015)
  • 著者名/発表者名: Yu Kumagai, Takanori Arimoto et al.
  • 学会等名: 日本循環器学会
  • 発表場所: 大阪国際会議場（大阪府大阪市）
  • 年月日: 2015-04-24
• [学会発表] Safty of low-dose Landiolol administration after catheter ablation of atrial fibrillation. (2015)
  • 著者名/発表者名: Daisuke Ishigaki, Takanori Arimoto et al.
  • 学会等名: 日本循環器学会
  • 発表場所: 大阪国際会議場（大阪府大阪市）
  • 年月日: 2015-04-24
• [学会発表] The coagulation activity in the left antrium increases even in the short term interruption of warfarin during atrial fibrillation ablation (2014)
  • 著者名/発表者名: Hashimoto N
  • 学会等名: 日本不整脈学会
  • 発表場所: ザ・プリンスパークタワー東京（東京都港区）
  • 年月日: 2014-07-24
• [学会発表] Continuous Warfarin during the Atrial Fibrillation Ablation Decreases (2014)
  • 著者名/発表者名: Naoaki Hashimoto
  • 学会等名: 日本循環器学会
  • 発表場所: 東京国際ﾌｫｰﾗﾑ（東京都千代田区）