研究課題
基盤研究(C)
3日間GSK3β阻害剤を用いて、hPSCを中胚葉細胞に分化させ、次に、これらの細胞を腎上皮増殖培地で培養し、KSP+細胞を誘導した。抗KSP抗体によるフローサイトメトリーによりKSP+細胞を純化すると、それらの細胞は腎尿細管細胞のあらゆるセグメントの特徴を示し、またKSP+細胞を3Dマトリゲルで培養するとin vitroで尿細管オルガノイドを形成した。KSP+細胞による尿細管オルガノイドの形成は機能的な腎尿細管の獲得を誘導した。また、KSP+細胞は、マウス胚性腎臓細胞とともに培養すると、3D尿細管構造内で自己組み立てを行うので、ヒトとマウスのキメラ腎臓培養物の作製が可能であった。
すべて 2016
すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件)
Scientific Reports
巻: 6 ページ: 38353-38353