研究課題
基盤研究(C)
本研究計画では、高脂肪食負荷(HFD)による肥満や糖尿病が肝がんと腫瘍関連マクロファージ(TAM)の極性に与える影響について検討した。マウスに発がん物質DENを投与し、肝がんモデルを作成した。HFDマウスでは通常食マウスと比較して肝がんの数とサイズ、およびTAMの数が増加していた。マクロファージ特異的HIF-1a欠損マウス(KO)をHFDで飼育したところ、肝臓のTAMの活性化M1/M2マーカーが低下していた。KOマウスでは肝がんの数が減少したが、腫瘍のサイズに変化がなかった。以上より、肥満マウスの肝臓ではHIF-1a依存性にTAMが活性され、肝がんの発症を促進していると考えられた。
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