研究課題
基盤研究(C)
ペプチジルアルギニンデイミナーゼ4(PAD4)は、核内タンパク質シトルリン化酵素であり、ヒストンH3をシトルリン化して転写を制御する。PAD4は、好中球において高い発現があり、好中球細胞外トラップにおいてヒストンシトルリン化は必須であることが報告されている。本研究では、PAD4欠損マウスを用いて急性肺障害におけるPAD4欠損の影響を調べた。その結果、PAD4欠損により急性肺障害における炎症性サイトカインの発現が顕著に抑制されることが分かった。また、PAD4は炎症性細胞への分化を促進することが示唆された。これらの結果から、PAD4は生体の炎症応答に重要な役割を担うことが示唆された。
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