研究課題
基盤研究(C)
Toll様受容体(TLR)を介した自然免疫応答を解析した結果、健常者由来のiPS細胞から分化した樹状細胞との比較では、zymosanとMALP2によるサイトカイン産生が健常者と比較してムコ多糖患者では低いことが示された。また、対照となる健常者の新生児期と成人期の自然免疫応答の差異について解析を進めたところ、新生児におけるTLRを介した自然免疫応答の未熟性は免疫細胞やTLRによって異なり、zymosanがTLR2を介して新生児に成人と同等の免疫応答を惹起できることがわかった。今後、同症小児患者に対するワクチン開発においては、zymosanをアジュバントに用いた開発が有用と考えられる。
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Journal of Pediatrics
巻: 167 号: 1 ページ: 155-162
10.1016/j.jpeds.2015.03.035
巻: 印刷中