研究成果の概要 |
ヒトα1鎖I型コラーゲン遺伝子(COL1A1)プロモーター領域の欠失解析を施行し,転写増強領域に対してDNA結合因子の解析を行った. その結果, -402bpまでの欠失ではほぼ同レベルであった活性が -332bpまでの欠失で著しく低下し,この間に転写増強領域があると考えられた. -402bpから-332bpまでのDNA断片を放射性ラベルし, 線維芽細胞の核抽出液を用いてゲルシフトアッセイを行ったところ蛋白の結合を示唆するバンドが認められた. 置換変異を加えたDNA断片による競合アッセイにより蛋白は-386bp ~ -371bpの領域に結合することが判明.
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