研究課題
基盤研究(C)
TLR2ノックアウト(TLR2-KO)マウスではイミキモド誘発乾癬様皮膚炎が野生型(WT)マウスと比べて増強するが、TLR4-KOマウスではWTマウスと同等であった。TLR2-KO群ではWT群と比べて、Day2の病変部皮膚におけるTh1サイトカインの発現が上昇し、Th17サイトカインとFoxp3の発現は低下していた。皮膚所属リンパ節では、Day2でTLR2-KO群ではWT群と比べてTGF-βの発現およびCD4(+)Foxp3(+)細胞が減少していた。Th1サイトカインの上昇と制御性T細胞の数的および機能的異常がTLR2-KOマウスにおける乾癬様皮膚炎の増強に関与していると考えられた。