研究課題
基盤研究(C)
有棘細胞癌 (SCC)、乳房外パジェット病(EMPD)は、進行すると遠隔転移を来し致命的となるが症例が少なく、化学療法の臨床第II相試験が皆無である。化学療法の効果や機序に関する基礎・臨床研究が望まれる。近年、進行期SCC・EMPDに、フッ化ピリミジン系抗がん剤の5FUやS-1の有用性が報告されている。チミジンホスホリラーゼ(TP)はフッ化ピリミジン系の代謝酵素でありTPによる5FUの抗腫瘍効果の増強作用のメカニズムを基礎的に評価して臨床応用が可能か検討した。TPが発現した進行期EMPDにフッ化ピリミジン系抗がん剤+タキサン系抗がん剤の効果が認められており臨床的な有用性を詳細に検討した。
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