研究課題/領域番号 |
25461794
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 公益財団法人東京都医学総合研究所 |
研究代表者 |
菊池 尚美 公益財団法人東京都医学総合研究所, 精神行動医学研究分野, 主席研究員 (30450589)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | オリゴデンドロサイト前駆細胞 / うつ病 / olig2 / 培養細胞 / NG2コンドロイチン硫酸プロテオグリカン / Plexin B3 / FGF2 / オリゴデンドロサイト系譜細胞 / 成獣由来OPC培養細胞 / FGFシグナル / 塩基性線維芽細胞成長因子 / オリゴデンドロサイト / Notchシグナル |
研究成果の概要 |
現在使用されているうつ病治療薬は、効果が出るまでに時間がかかり、再燃する可能性も高いことから、より迅速に寛解に至る新たな治療薬が求められている。これまでの治療薬は、神経細胞をターゲットにしたモノアミン仮説に基づいて開発されてきたので、新たな治療を開発するためには、これまでとは異なるアプローチが必要である。本課題は、グリア細胞の一種であるオリゴデンドロサイト前駆細胞に注目し、その性質の変化が、新たな作用機序を持つ治療薬の開発に繋がる可能性を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
独自に開発したオリゴデンドロサイト前駆細胞(OPCs)の培養細胞(A-OPCs培養細胞)は性質を維持するために線維芽細胞増殖因子(FGF2)を必要とする。うつ病発症に関わるストレスにより脳内FGF2は低下することから、FGF2低下がA-OPCs培養細胞に与える影響を研究した。その結果、OPCsはFGF2低下により細胞数が減少し、さらに新規なOPCsが存在することを明らかにした。この成果は、うつ病をターゲットにした新たな創薬メカニズムの開発に貢献すると考えられる。
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