研究課題
基盤研究(C)
4.5Gyの全身照射マウスの血漿から照射5~7日後に8-OHdGが検出され、胸腺や脾臓の組織からは照射5日前後で陽性像が認められた。8-BrdGでは胸腺・脾臓組織に照射5日前後の早い時期に陽性像が確認された。8.0Gy全身照射マウス生存率に対して「担子菌抽出物」投与群では明らかな生存率の上昇(約2倍)が認められた。投与開始時期の検討から、この放射線防護機序はラジカルスカベンジャーとしての働きではなく、照射により傷害を受けた細胞の回復または修復に作用する可能性が示唆された。また、照射マウスの精子数およびリンパ球の活性が「担子菌抽出物」投与により増加する傾向が認められた。
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