研究課題
基盤研究(C)
放射線抵抗性の低酸素領域に集積する18F-ミソニダゾール(F-MISO)を用いたPET/CTによる前向き臨床研究を実施した。合計22例の検査を行ったが、18例では治療前F-MISO-PETでSUV 1.6以上の低酸素領域を認めた。治療前F-MISO SUVmaxが2.0以上のF-MISO高値群は低値群に比較して局所制御率(p=0.03)および全生存率(p=0.004)が有意に不良であった。以上より、多くのヒト腫瘍は低酸素領域を有しており、分割照射で再酸素化現象を示す。また、治療前F-MISO SUVmaxが2.0以上の高値を示す腫瘍は放射線抵抗性であることが示唆された。
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