研究課題/領域番号 |
25462248
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
林 康彦 金沢大学, 大学病院, 講師 (50324124)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 良性脳腫瘍 / 水チャンネル / 細胞性浮腫 / 血管新生 / 解糖系 / 下垂体腺腫 / 選択的水チャンネル / 血管内皮細胞 / 脳腫瘍 / アクアポーリン |
研究成果の概要 |
選択的水チャンネルであるaquaporin (AQP)-1は良性脳腫瘍では腫瘍細胞には発現せずに血管に強く発現していました。腫瘍の中心に壊死を生じる悪性脳腫瘍とは逆の関係で、悪性脳腫瘍では血管内皮細胞が解糖系による細胞性浮腫を緩和できないため血管新生が妨げられていると考えられました。良性脳腫瘍の培養細胞にAQP-1を過剰発現させると細胞の増殖が著しく促進されました。しかし血管内皮細胞にはAQP-1が豊富に存在して細胞性浮腫を緩和して血管新生を促進していると考えられました。AQP-1が薬物により抑制できれば、難治性の良性脳腫瘍に対する新たな治療となると考えられます。
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