研究課題
基盤研究(C)
前頭葉と頭頂葉を連絡する連合線維束である上縦束 Iを屍体脳において解剖学的に同定することに成功した。また、上縦束 Iが実際のヒト脳において作業記憶に関わることや脳腫瘍による機能再構築の可能性を確認しえた。これらの知見を踏まえ、従来ではnon eloquent areaあるいはsilent areaと呼称され、脳腫瘍摘出術においては術後の合併症に関してあまり検討されていなかった右前頭葉に位置する脳腫瘍摘出術における作業記憶の障害を解析した。結果、右前頭葉腫瘍において空間性作業記憶が障害されやすいこと、また覚醒下手術により脳機能の再構築を確認しつつ、その予防が可能となることを証明した。
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