研究課題
基盤研究(C)
思春期特発性側弯症はその原因がわかっていないため、発症の予防や進行の防止を目指す治療が確立されていない。われわれは健常な子供から成人における軽度な脊柱変形をレントゲン、CTなどで計測することにより胸郭変形がその原因となっている可能性を突き止めた。そこで胸郭変形を起こすことにより、側弯症を生ずることが出来ることをマウスを使って証明した。このマウスは、非侵襲的にヒトの思春期特発性側弯症と同様の変形を生じているものであり、側弯症の動物モデルと考えられた。今後はこのモデルマウスを用いて思春期特発性側弯症の予防治療、早期治療などにつき解明できる可能性があると考える。
すべて 2015
すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件)
Journal of Orthopaedic Surgery and Reserch
巻: 10:115 号: 1 ページ: 1-5
10.1186/s13018-015-0262-0